株式やFXなどと比べて、成功した時の利益率が格段に高いと言われる日経225先物取引ですが、失敗した時に受けるダメージも他の取引とは比べ物にならないほど大きいです。
ハイリスクハイリターンの先物取引で稼ぐための情報商材にはどのようなものがあるのか?信用できる商材の条件とは?についてまとめた記事になります。
情報商材にまつわる疑問や、情報商材詐欺の手口や見分け方が知りたい方は「情報商材詐欺にあった!?と思った際に今すぐ取るべき行動」も合わせてチェックしてください。
このページの目次
そもそも先物取引とは
先物取引と株式は全く違います。自分の資産として株式を購入し、株の価格が上下することで資産の価値が変わり売却した時の差額で利益を出すものが株式トレードですが、日経225先物取引は現物の保有をしません。先物という言葉通り、資産を保有するのではなく、価格の取り決めを行い、指定された未来の取引日に、取り決めた価格で強制的に取引が行われるのが先物取引です。
また、現物を保有するのではなく、差額決済での取引なので、商品の購入も売却のどちらから行うことも可能です。FXのレバレッジのように証拠金のシステムがあるので、投資金額が少なくても、大きな取引を行うことが可能です。
反面、取引が失敗した場合は証拠金が無くなるだけでなく、実際に損益を出した金額の清算が必要となるリスクもあります。
情報商材(先物取引)の特徴
日経225先物取引を扱っている情報商材の特徴を紹介します。
投資術指南タイプ
初心者~中級者までの方を対象にし、先物取引のしくみから投資の方法までをレクチャーするタイプです。販売者のプロフィールを見ると、過去に日経225先物取引で大きな利益を出したという実績を掲載している人が多く、自分の成功したトレード方法を情報商材の購入者に教えます。
今までの情報商材のマニュアルはPDFファイルだけのものが多かったのですが、最近の傾向はDVDや配信動画で説明するタイプが多くなっており、多くの商材が1レッスン15分以内という短い時間でトレードの手法をマスターできると宣伝しているので、優れた商材であれば時間のないサラリーマンでも副業として先物取引で利益を出すことができるでしょう。
ファイル形式で学習するのではなく、実際にセミナーや塾に参加するタイプの情報商材も多いです。
サイン送信システム
取引の売り買いのタイミングで運営側からサインが送信されるので、サイン表示に従ってトレードを行うことで利益を出すタイプです。
情報商材ごとに、サインの根拠が違っており、専属トレーダーが自分の分析や過去の経験などによって導き出したトレードのタイミングでサインを送信するものや、大手の日系225先物取引専門サイトに掲載されている情報からサインを読み取り分析するタイプのものなど様々なものがあります。
自動売買システム
FXトレードや仮想通貨トレードと同様、日経225先物取引でも自動売買の情報商材が増えてきました。自動売買システムは2種類あります。
・投資委託型の自動売買システム
投資委託型は、指定された口座に投資金額を振込み運用を委託するか、新規の口座を新たに開設し口座内のお金の運用を任せるシステムです。
主に販売者が運用を行いますが、プロの投資トレーダー集団に運用を委託するタイプも増えています。
・AIシステムによる自動トレード
AI(人工知能)がよく知られるようになってから、情報商材でもAIシステムがトレードの傾向を予測することにより自動でトレードを行うといったものが出てきています。
投資委託型もAIシステムの自動トレードの場合も、情報商材の購入者は何もすることがないので、全く知識や経験のない人でも日経225先物取引を行うことができます。
先物取引で優良・詐欺情報商材の検証方法
先物取引の情報商材で優良なものや怪しいものを見分けるポイントを紹介します。
販売者が信用できるか?
どの情報商材でも重要なポイントになるのが、商材を販売している販売者や販売会社が信用できるかどうかということです。
販売者のプロフィールを見ると、過去の実績として先物取引で年間1億円達成とか、1ヵ月で1000万円の利益を出しているとか、信じられないような成功例を掲載しています。
プロフィールが本当であれば素晴らしい投資家と言えるでしょうが、実際、ほとんどの販売者のプロフィールは誇大表現や全くのねつ造という事実があります。
個人投資家レベルであれば、ネットで検索していてもほとんど情報が見当たらないので、プロフィールが真実が虚偽か判断することが難しいため、多くの販売者が嘘のプロフィールを掲載しているという状態になっています。
本当にトレーダーとして実績があるかどうかは、販売サイトのプロフィールを見るだけではなく、Twitterなどの発信もチェックしてください。
Twitterでのフォロワー数などが一応の目安となります。年間1億円稼いでいて情報商材を販売している人がSNSで発信していなかったり、フォロワーが数十人程度であれば、その実績は怪しいと判断した方がいいかもしれません。
ただ、Twitterのフォロワー数はお金で買うこと、自作自演で増やすこともできるので、フォロワー数が多い=信用できるということにはなりませんので注意してください。
稼げる根拠が明示されているか?
詐欺商材の多くが「3日で100万円を稼ぎ出す」「年収5000万円確実」などと言ったコピーを使っていながら、どうやって先物取引でそれだけの利益を上げるのか?といったことについては表記されていません。
例えば、先物取引の情報商材の多くが、オーバーナイト取引で大きく儲けるという宣伝をしています。先物取引の基本が短期的なトレードを繰り返す方法で、いわばコツコツと利益を増やしていくものですが、オーバーナイトトレードで成功すれば、短期間トレードを一日何度も繰り返すことで得られる利益の何倍ものお金を得ることが可能となります。
しかし、基本的にオーバーナイトトレードは素人が手を出したら、利益を出すどころか損失を膨らませるだけのものと言われています。
しくみや用語がよくわからない初心者に対して、このような言葉を出して宣伝すると、何か凄いことをやっているような気がしてしまいますが、詐欺商材では何故利益が出るのかという裏付けが記載されていません。
購入前に、ロジックについての質問をしても「購入していない人には教えることができない、購入後に説明します」と説明を行う販売者も多いので気を付けてください。
ロングセラーの商品は安心?
多くの詐欺商材の販売方法は「売り逃げ」を狙ったものになります。
誇大広告などで購入者を釣り、最初はサポートの電話なども行なっていますが、短い販売期間が終了すると、そのままサポートも対応しなくなり、運営とも連絡が取れなくなってしまうパターンです。
最初から購入者を騙すことを狙って販売している商材は、販売開始から時間が経つほど、購入者のクレームなどの実態が明らかになるため、詐欺商材だとバレないうちに売りつけて姿をくらましてしまうことを狙っています。
逆に考えると、販売されてから長期間売れているロングセラー商材は詐欺商材の可能性が低いと言えるでしょう。
商材のアップデートを頻繁に行っている
ロングセラーの商材は安心できるものが多いと前述しましたが、最初に商品を販売して、そのまま放置しているものはいくら販売期間が長いからと言って信用できる商材ではありません。
購入者が増えるごとに、ユーザービリティが上がるようなアップデートを頻?に行っていたり、世の中のトレンドが変わるごとにトレードのシステムを見直して更新を行っている商材が信用に値するものと言えるでしょう。
先物取引の情報商材詐欺の返金方法
先物取引の情報商材で騙された場合に返金請求する方法はあるのでしょうか?
クーリングオフ
基本的に通信販売の形を取っている情報商材はクーリングオフの対象にはなりません。
しかし、セミナー形式の商材であれば、未受講のセミナーの代金分をクーリングオフで返金請求することが可能です。
また、商材の宣伝で購入者を騙すような記載があったり、特商法に基づいた事項の記載漏れがあった場合は、クーリングオフの期間を過ぎても返金請求が可能になります。
クーリングオフに関して、自分で判断するのが難しい場合は国民生活センターの相談ダイヤルなどを利用してみてください。
弁護士事務所
弁護士事務所に依頼してお金を取り戻すためには、訴訟を起こさなければならないと思われている方が多いですが、実際、弁護士事務所に依頼して弁護士から交渉の申込があった時点で返金に応じる販売者も少なくありません。
訴訟を起こされて自分に勝ち目がないことをわかっているので、訴訟の費用の支払いを防ぐために弁護士との交渉によって返金に応じるのです。
しかし、訴訟を起こさなくても、弁護士に依頼した時点でお金がかかってしまいます。
自分が購入した情報商材の価格と、弁護士の費用とのバランスをよく考えて依頼するようにしましょう。
借金を抱えている方は債務整理も検討してみてください
株式、FX、仮想通貨など様々な投資方法がありますが、その中でも日経225先物取引はハイリスクハイリターンと言われています。資産がなければ投資が難しい株と比べると、証拠金を支払えば取引が可能ということで、一発逆転を狙って参加してくる人も多いです。
しかし、投資はそんなに簡単なものではありません。多くの素人投資家が、資産を失うどころか借金を作ってしまい、投資どころではなくなっているという事実もあるのです。
先物取引で借金を作ってしまった場合、返済のために大きな取引を行うというのは、もはや投資ではなくギャンブルです。確実に借金を減らす、借金を無くすことができるのは債務整理しかありません。
自分がどれだけ借金があるのか?今のペースで返済して完済するのはいつなのか?
借金をしている人は、自分の借金総額と向き合うことを非常に嫌がりますが、それでは絶対に借金はなくなりません。債務整理シミュレーターを使ってみて、自分の借金と向き合い自分の未来を変える一歩を踏み出してください。
過去に情報商材の被害にあった方はコチラから
無料オファーの後に販売される高額塾販売に関して、LPやローンチ動画、セールスページなどでうたわれていた事と実際の商品内容が大きくかけ離れているというケースが後を絶ちません。
もしそのような商品を購入してしまった場合には、以下のページを参考に返金請求をしていきましょう。
悪質な販売手法によって業者を儲けさせるのは腹が立ちますし、その業者の今後の活動の資金源にもなってしまうので「騙された」と感じたら、業者からお金を取り戻すという行動をしていきましょう。
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