情報商材(転売)を検証!債務整理や詐欺被害の返金方法も解説

確実に稼げる、すぐに稼げるということで人気のある転売。
ネットの普及で商品の仕入れや出品に手間がかからなくなったため、副業として転売を行っている人も増えています。この記事では初心者が転売を始めるために、どのような情報商材を選んだらいいのか?怪しい情報商材の見極め方についてまとめています。

情報商材にまつわる疑問や、情報商材詐欺の手口や見分け方が知りたい方は「情報商材詐欺にあった!?と思った際に今すぐ取るべき行動」も合わせてチェックしてください。

そもそも転売とは

副業でも人気のある転売。人気の理由はアフィリエイトなどの副業とは違い、始めたその日から利益を生み出すことができること。ノウハウを知っていれば安定した利益を稼ぐことができるからです。

店舗で見つけた商品やネットで見つけた商品を安い価格で購入し、ネットのフリマサイトやオークションサイトで販売することで、購入価格と販売価格の差額が利益なります。

実際に、店舗を回って仕入れ商品を探すのではなく、スマホなどで仕入れを行うことにより、仕入れに必要な時間が短縮されたこと、個人でも出品できるフリマサイトやオークションサイトが増えてきたことで、副業として転売を行う人は増加しており、その中でも海外へ出品して転売を行う人は年間に数千万円~億単位を稼ぎ出している人もいるようです。

無在庫転売とは?

転売に限らず、物販系の仕事を行う中で一番のリスクになるのが在庫のリスクです。
仕入れた商品が全く売れずに在庫となってしまった場合、処分するために価格を下げて販売するしかなくなります。販売価格によっては、薄利になるどころか、赤字になってしまうこともあるでしょう。

そのようなリスクを排除した転売方式が無在庫転売方式です。
無在庫転売は、インターネット上で仕入れて、同じくネット上のオークションサイトやフリマサイトで販売するもので、ネットの中で取引全てが完結することから、最初は電脳せどりとも呼ばれていました。

通常の転売は、商品を仕入れてから販売するのに対し、無在庫転売の場合は、最初に用意した画像などを利用して在庫のない商品を販売します。購入希望者が出たら、販売する商品を用意するという流れになるので、仕入れた商品が売れ残る在庫リスクの心配はありません。

しかし、購入希望者から注文が入っているのに商品が用意できずに、キャンセルすることになると評判が下がってしまいます。ネットでの取引で一番大切なのが取引上の評価になるので評価が下がった場合はその後、転売を続けていくのが厳しくなってしまいます。

無在庫転売を行うには、確実に商品を手に入れることができる仕入れルートの確保が重要になっており、全くの初心者が独自に行うにはリスクが高いと言われています。

せどりとは?

転売と似ている言葉で「せどり」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
どちらも商品を仕入れて利益を上乗せして販売を行う流れになるので、同じものかと思われていますが、厳密に言うと違う言葉のようです。

転売というのは、商品を意図的に買い占めて商品の価格を上げて、販売を行う行為。
つまり価格操作を行ってから販売することを言っていたのですが、現在使われている転売という言葉は昔の意味に当て嵌まらなくなってきています。

転売とせどりに現在も違いがあるとすれば、現在ネットなどで取引されているものは、多くがせどりになり、転売とは言えないということになります。

情報商材(転売)の特徴

転売を行うための情報商材にはどのようなものがあるのか説明します。

転売(せどり)マニュアル

初心者でも転売やせどりで稼ぐ方法が解説してある教材タイプの情報商材です。
販売者はせどりや転売で成功の経験がある人が多く、独自の体験などから編み出した転売の必勝法などを教材としてPDFやCDなどに収録して販売しています。
転売マニュアルは、ジャンル別に分かれていることが多く、ゲーム転売のノウハウや、家電転売のノウハウといったように、販売商品によって特化したノウハウを教えることを売りする傾向があります。

転売リスト

転売で稼ぐために大事なポイントは二つあります。

・購入者が多い人気商品を出品すること
・仕入れ金額と販売価格の差額で利益を出せること

せっかく商品を出品しても、その商品が全く売れなければ利益を出すどころか、仕入れ金額を補填することも出来ずに赤字を出してしまいます。
また購入者が多い商品であっても、大手の販売店が大量に出品しているものであれば、よほど価格の差がなければわざわざ個人の出品者から購入することは 少ないでしょう。
商品を購入してもらっても、仕入れ金額との差額が少なければ薄利多売となってしまい、かなりの数を転売しなければ利益が確保できません。

商品管理や発送の手間を考えると、転売をしても労力に全く見合わない利益しか稼げないという場合も少なくありません。そのために必要なのが、商品リストという考え方です。
今までに販売された商品で利益率が高いものや、購入率が高いものをリストアップして転売で稼ぐことを希望している人に販売するのが、転売リストの情報商材です。

セミナーや塾

過去に転売で成功した人が開催するセミナーや塾への参加チケットも情報商材として販売されています。
セミナーの内容は初心者向けの転売ノウハウから、上級者向けの売り上げをアップする方法まで様々ですが、情報商材の中でも高額で販売されているのが、この種の参加チケットになります。

情報商材として購入した場合、期間内に開催される全てのセミナーに参加することができますが、通常のセミナーの他に合宿など集中講義が用意されていることもあり、その場合は別途料金を支払うシステムになっているものが多いです。

販売者がインスタやTwitterのインフルエンサーである場合も多く、SNSで発信してくれることによって、塾生やセミナー参加者の転売サイトの売り上げをアップするというメリットもありますが、その場合、会員システムが採用されており、 宣伝してもらうにはさらに 高額の料金を支払って上位の会員になることが条件になっています。

転売自動ツール

何もしなくても転売で稼げるといったコピーで販売されている商品の多くが転売自動ツールです。アマゾンや楽天などの大型ショッピングサイトで商品の価格を調査して、設定した商品よりも安いものを購入し、その価格に利益と経費を上乗せした金額を計算して、メルカリなどのフリマアプリに出品するまでを自動で行ってくれるツールです。

コピーには何もしなくてもと書いてありますが、実際には、注文が入ったら発送手続きや梱包を自分で行わなければならないので、何もしなくてもお金が手に入るというコピーは鵜呑みにはできません。

海外転売のマニュアル

飽和状態となっている日本の市場を飛び出して、海外への転売で利益を出すという考え方は素晴らしいと思います。しかし、初心者で語学力も無ければ、どうやって海外へ転売したらいいかわかりません。そして、外国人顧客との接し方やクレーム対応など、日本人相手とは全く違ったノウハウが必要になります。
海外の転売マニュアルは、初心者でも中国やアメリカなどでの転売を可能にするノウハウを教えてくれる教材型マニュアルです。

転売で優良・詐欺情報商材の検証方法

転売やせどりの情報商材を見極めるポイントとはどこでしょうか?

情報が古くないか?

転売リスト形式の情報商材でよくみかけるのが、ネットにある情報をコピペしてPDF化、そのまま転売商品リストとして販売しているものです。同じような商品リストが大量に出回っているため購入しても全く役に立たなかったというクレームも多いようです。
転売で大事なのはリアルタイムの動向です。購入される商品の傾向や、価格が高く取引される商品はリアルタイムで変わっていくため、作成したリストが半年前のものならば、全く参考にならないということも多いです。

転売リストの購入を検討する場合は、いつから販売されたものであるのか?
販売された後に、何度も改訂やアップデートがされているものなのか確認してください。販売してから数か月経過しているのに、一度もアップデートされていないような商品の信頼性はゼロに等しいと言っても過言ではないと思います。

転売ツールのリスク

自動で仕入れと出品を行ってくれるという転売ツールは確かに便利かもしれませんが、メルカリでは転売ツールの使用を禁止しています。もしも、ツールを使用して出品していることが運営にバレてしまったら、アカウントがはく奪されてしまい、それ以降メルカリでは転売をすることができなくなってしまいます。

前述したように、転売で重要なのは出品者の評価の積み重ね。
アカウントがはく奪されてしまったら、今まで積み重ねてきた評価という宝物が失われてしまいゼロからのスタートになってしまいます。
自動ツールを購入して仕入れや出品の手間を省くことで、大きなリスクを背負ってしまう可能性があることを忘れないでください。

出品者の評価を確認する

情報商材の販売者のプロフィールは華々しい経歴が多いです。当然のことながら、経歴を少し盛っていたり、最悪の場合は全てねつ造したプロフィールということも珍しくありません。
転売系の情報商材の販売者のプロフィールも全て自称なので、宣伝で書かれているものを鵜呑みにするのは危険すぎます。販売者の実績が本当なのかどうか、自分で検索して確認してみてください。自分のサイト以外に全く情報がなかったり、過去に詐欺商品を販売しているような人物であれば、その商品も同じように騙すために販売された商品の可能性が高いです。

転売の情報商材詐欺の返金方法

転売の情報商材で騙された場合にどのような対応をしたらいいのでしょうか?

クーリングオフ

クーリングオフの期間中であっても、情報商材は通信販売で購入しているためクーリングオフが適用されません。
サイトでの特商法の表記に違反があったり、誇大広告で販売して購入者を騙したのであればクーリングオフが利用できる可能性があるので、自分では判断できない場合、消費者センターなどに問い合わせをしてみてください。

副業情報商材詐欺でクーリングオフは対象外!?可能な事例と返金方法を解説

弁護士事務所

詐欺商品を購入させられてお金を騙し取られたのであれば、民事訴訟や集団訴訟などを起こして返金請求することでお金を取り戻すことも可能です。しかし、弁護士への依頼が必要になるので費用がかかってしまいます。
弁護士費用が、返金で戻ってくる総額よりも大きい場合は、返金請求をしても無駄になってしまうので、無料相談を受け付けている弁護士事務所に相談に伺い、返金で手元に戻ってくる金額と弁護士費用との差額を確認してから依頼するかどうか考えてください。

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借金を抱えている方は債務整理も検討してみてください

アフィリエイト系の副業とは違い、転売系の副業はノウハウさえ間違っていなければ確実に利益がでます。そして始めたらすぐに利益を出すことも可能でしょう。

しかし、残念ながら大量な取引をしない限り、利益はそれほど大きくなりません。2000円のモノを販売して、利益率が20%でも400円。同様の利益率であれば、100回の取引でようやく40,000円を手に入れることができる計算になります。借金を返済するために、転売の副業を考えている人もいると思いますが、借金を抱えたまま

商品を仕入れて在庫を増やすのはリスクが高いです。
確実に借金を減らすためならば、リスクを背負う副業を行うのではなく、まず債務整理を検討するのが先ではないでしょうか?債務整理をすることで借金を減らすことができれば、自分が稼がなければならない目標金額を下げることもできるので、無理なく転売を行うことができると思います。

債務整理を検討してみるならば、一度債務整理シミュレーターを使って、自分の借金がどれだけ減額されるかどうか確認してみてください。

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執筆者情報

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菅原マメオ 30代。東京都在住。 元情報商材コレクター。 元悪徳商材被害者。 被害金額は1,000万円以上…   情報商材レビュー専門家となる。 2013年末ごろからレビューし始めた 情報商材レビューのパイオニア。  

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